情報処理安全確保支援士試験(SC) 合格体験記🌸
こんにちは、あわーすです。
タイトルにある通り、情報処理安全確保支援士試験と呼ばれる資格試験を先日受験し、無事合格することができました。
折角の機会なので、どのように学習を進めたかなどについて文章に残そうと思います。
どんな人が書いているか
・電気工学系修士卒、メーカー勤務3年目
・情報系、セキュリティ系の業務経験はなし
(学生時代に少しコーディングのバイトをしてました)
・社会人1年目に応用情報技術者試験(AP)を受験、合格
・2年目にSCを受験、不合格
当時の得点
午前Ⅱ:72点
午後Ⅰ:62点
午後Ⅱ:58点
・AP合格特典で、午前Ⅰ試験は免除
はじめに
まず初めにですが、高度試験の午前Ⅰ試験は、なるべくなら免除の状態で受験した方が良いです。(それはそう)
受験範囲が減るのも大きなメリットですが、何より試験当日の集合時間が9:00から10:20になるのが非常に大きいと思っています。
IPAの試験は、例えばTOEICなどの試験と比べると試験時間が非常に長いです。
そのため、いかに体力を持たせるかという部分も重要になってきます。
より難易度の高い午後の試験に少しでも体力を残すため、午前免除がおすすめです。
学習の流れ
私が学習を始めたのは、試験の3ヶ月前の8月頭くらいからです。
2度目の受験にしては少し早い部類だと思いますが、これは私の性格上、短い期間に集中して長時間勉強するのが苦手なためです。
ちなみに2度目ですが、初回の受験後ほとんど復習はしていなかったため、割と一から覚え直しのつもりで勉強に臨みました。
しばらくは昨年買った下記の参考書に加え、新たに購入した午後用の参考書の一部を流し読みしました。
正直一度読むだけではなかなか頭に入ってこないと思うので、最初はさらっと流すだけにして、実際に問題を解いた後などに読み直すといった使い方がよいと思います。
参考書と並行して、通勤時間などの隙間時間に、IPA試験おなじみ過去問道場をひたすら回しました。
過去問道場は午前Ⅱの過去問を解くことができるサイトで、簡単な解説も載っています。
午前の対策だけでなく、午後問題にも必要な基礎知識を抑えるのに有用なのですが、
SCの場合、
・そもそもの必要とされる知識量が多い
・午前Ⅱの過去問数が少なく(1年で25問)、問題のバリエーションが少ない
といった理由から、過去問道場のみではすべてをカバーするのに不十分と感じました。
APの時は過去問道場を回すだけで試験範囲を概ね把握できていた印象があったので、この点は注意すべきポイントかもしれません。
その後、試験1ヶ月前くらいから、下記の参考書に載っている午後問題を頭から順番に解き始めました。
過去問は公式HPからタダで手に入るのですが、解答の解説がついていません。
そのため、高価ですがなるべく参考書を購入することをおすすめします。
初回受験時はこの部分をケチってしまったのが、敗因の一つと思っています。
この参考書は特に午後ⅠとⅡで問題が分けられておらず、問題の分野別で分けられているタイプでした。
実際、午後ⅠとⅡの違いは問題文の量くらいでそれほど大きな違いはないので、午後Ⅱは時間感覚の確認のために何問か解いた後は、無理に解く必要はないと思います。
まともに解くと1時間くらいかかって疲れるので…
しばらく過去問を解いていたのですが、結構経っても基本的な知識不足を感じたので、改めて理解し直すためにYouTubeのSC解説動画を見ました。今や学習もYouTube の時代なんですね。
私は下記の投稿者の動画を一通り、1.25倍速で見てました。
内容としてはかなり広く浅くで、あくまで参考書の補助といった感じではあるのですが、
・イメージで分かりやすく纏まっている点、
・スマホがあればどこでも勉強できる点、
などが優秀だと感じました。
勉強のやる気のない時にとりあえず流して勉強した気になれるのも良かったです。
私は見始めたのが試験2週間前とかだったんですが、もっと序盤から見始めるとより活用出来たのではと思っています。
試験一週間前くらいで、午後の得点が概ね60点を超えるようになったので、以降は午後問題を解くのをやめて、参考書や上記の動画を確認して知識の穴埋めに努めました。
結果
最終的な結果は以下です。
試験後に解答速報で自己採点をした際には、午後Ⅰが64点だったのでかなり心配だったのですが、実際は思ったより高かったです。
Twitterなどで今回の問題が難しかったという意見も見られたので、もしかしたら傾斜採点がされているかもしれません。
それ以外に関してはほぼ自己採点通りでした。
全体的にあまり優秀な得点ではないですが、この程度でも合格できるんだ、という目安にしていただければ幸いです。
最後に
今回の試験が午前Ⅰ免除の最後の試験だったので、無事合格できて安心しました。
正直現在の仕事に生かせる部分はかなり少ないのですが、やればできるという成功体験にもなってよかったと思っています。
今後も何かしらの学習は続けていきたいです。