映画のレビューを書くのは難しいという話

こんにちは、あわーすです。
今回は結構散文というか、とりとめのない話です。

映画のレビュー書くのむずかしい

タイトルの通りなんですが、映画のレビュー、いわゆる感想を書くのってすごい難しくないですか?

僕は映画が好きなので、よく映画を観ます。
だいたい月に2,3本ってくらいかな。映画館で観る、というよりはAmazon PrimeとかNetflixのような配信サービスが多いです。
よく映画を観る、とか言ってる割には少ない感じがしますね。実際それは僕も思います。友達と遊びに行くときに話題の映画を観るくらい、というような一般人よりかは観ている程度です。
最近は前述した配信サービスが流行ってきているのもあって、昔より日常的に映画を観る人は増えてきたようで、より自分の立ち位置が微妙になってきた気がします。

そんな話は置いておいて。
僕は映画を観た後に、それについて思ったことや感じた事を言葉にしたり、それを誰かと話し合ったりすることが、大事というか、映画を観ることの醍醐味だと思っています。

だって、2時間近くも時間を使って映画を観た後に、ただ「面白かった」「つまらなかった」「楽しかった」だけじゃ勿体なくないですか?
もちろんそういう楽しみ方を否定するつもりはありません。ですが、映画ってただの娯楽なだけじゃなくて、製作者の思いがこもった「作品」であることは間違いないと思っています。
そしてそんな映画には、多かれ少なかれ、制作側の主義主張やメッセージが込められてるはずなんですよね。
(たまに監督の主義や性癖が出すぎだとして批判する方がいますが、それ自体はナンセンスだと僕は思います。もちろんその主義が好きか嫌いかはまた別の話。)
そういうメッセージを真正面から浴びている訳なんだから、それを受け取ったこちらにも、何か思うことや感じるものがあったり、それに対して一言言ってやりたい、という感情が湧くだろうと。
だからそういった感情を言葉にするまでが、映画というもの(それに類するものも)の楽しみ方だと考えています。

じゃあそれを実際に実行しようとしたとき。おそらく一番健康的なのは、気の置けない友人何人かと一緒に映画を観に行って、終わった後にその人たちとカフェ(別にラーメン屋でもマックでも何でもいいけど)なんかで感想を話合うのが理想なんでしょう。

それができる陽の者はいいでしょう。ぜひそうしてください。
でもそんな人、そう多くはいないですよね。

そもそも映画を観たあとに、それについて感想を言い合うって、道徳の時間かよ?って感じですよね。仲のいい友達だったとしてもこっ恥ずかしくて僕はちょっと遠慮してしまいます。
それにそういう人同士だとしても、お互いの趣味がいつも合うとは限りません。

そんな時、現代は便利なことに、インターネットというものがあります。
特にSNSなどで個人が簡単に発信できるようになった今、周りに気軽に議論ができる人がいなくても、全世界の人に向けて自分の思いを伝えることができます。
ちゃんと届くかは別として
僕にとってはTwitterもそうですけど、何か長文で語りたいとなった時、出てくる手段がこのブログで映画のレビューを書くことですよね。
そうと決まればいざ、と帰りの電車の中でメモ帳を開いて文章を書きはじめるんですけど、なかなか筆が進まない。
そのたびに思うのが、映画のレビュー書くの難しくね?ってことです。

まず、自分の思ったことを一連の文章で言語化して、文章にするのが難しい。
箇条書きでここが好き、とかここの表現が良くない、とかは簡単なんですけどね。
1つの文章として一貫したものにしようとしたとき、そもそもどういう作りで書くのが良いのか分かりません。
小学生の読書感想文みたいなのなら簡単にできるんですけどね。こうおもいました、りゆうは2つあって、一つめは...みたいな。
特に人気ブロガーみたいに、レビューそのものが記事として面白いものにしないと、なんて考え始めると全く筆が進まなくなります。

書いてて思いましたけど、文章書くのが難しいってお前何年ブログ書いてたんや。その問題はクリアせえよ。

文章の構成の問題をクリアしたとしても、まだ問題はあります。 自分の思っていることとか、映画に対して持っている知識が、果たして正しいことなのか自信が持てない。
例えば、ある映画の手法が独特で、これは新しいな、と思ったとします。 でも実際は、そのジャンルの映画ではよくある手法で、有名なレジェンド作品が別に存在する、とかだと非常に恥ずかしいですよね。
この辺りは映画全般に関する知識のなさが原因だと思います。最初にもちょっと言った通り、映画好きでレビューを書いてます、って自称するにはちょっと物足りない程度の映画知識なんですよね。
同じような理由で、何かの作品のオマージュだったり、同じ監督や俳優の過去作を知っていると分かる部分に関して言及することができないことも気になってしまいます。

こういうことが理由で、いざレビューを書こうと思っても全然文章にならないまま、途中で諦めちゃう、ということを繰り返しています。
このブログの前に書いていた初代徒然日記の方(もう残ってないですが)でも何度か映画レビューを書いてるんですけど、当時もかなり四苦八苦しながら書いてた覚えがあります。
その時は更新することの義務感が今より強かったので無理やり完成させてましたが...

まとめ

つらつらと文句みたいに書いてきましたが、結局のところ、自分が自信を持てるほど映画の知識を持っていない、ってことと、うまい文章を思いつかないから、書くのを遠慮しちゃうんですよね。 全部自分のせいでした。

それでも、僕は映画の感想を表現すべきだし、したいといつも思っています。
だからこれからは頑張って感想書きます。たぶん。
とりあえず思ったのは、レビューって形がより「ちゃんと書かなきゃ」っていう思いを強くさせるんじゃないかということです。
もっと軽い気持ちで思ったことの垂れ流しなら、多少間違っても「個人の感想です」でごまかせるんだろうな。

人からの評価を気にし過ぎないことが現代のインターネットを上手に生き抜く秘訣らしいよ。知らんけど。

だからみんなももっと映画の感想を言語化していくといいと思います。難しいけど楽しいよ。たぶん。